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家では歌えるのにカラオケでは音程がとれない!カラオケで音程を合わせる為の3つのコツ

歌の練習をしてカラオケに行ったら練習通りに歌えなかった……そんな方もおられるのではないでしょうか?

今回はカラオケに行った際にもうまく歌えるようになるコツを3つのポイントにしぼってお伝えしたいと思います。

3. 焦らず落ち着いて歌う

カラオケで音程を合わせるためには、焦らず落ち着いて歌う必要があります。

家では落ち着いて歌えるのに、カラオケだと家とは全然違う空間な上に、自分の歌を聴いている人も周りにいるので、緊張して落ち着かなくなることがあります。

しかし、焦ると鼓動が早くなり、自分の中のスピードが全体的に速くなります。

運動をしたりして、自分の呼吸や心臓の鼓動が早くなっているときは、相手の話し声などが普段よりも早く感じる、という経験をしたことはありませんか?

逆に、ストレッチや深呼吸などをして体がリラックスして、心臓の鼓動などもゆっくりしているときは、人の話し声なども普段よりもゆっくりに感じるものです。

つまり、自分の中のスピードが速くなると、相手のスピードも速く感じるようになる、ということがあります。

歌も、興奮しているときに聴いた場合と、落ち着いた時に聴いた場合とでは、同じ曲でもスピードが変化して聴こえることがあります。

カラオケで緊張して、心臓がバクバクしていると、普段よりも曲が早く聴こえてしまい、リズムを通常よりも早くとってしまうようになりがちです。

または、自分の感覚が早くなっているという自覚から、今度は逆に、ちょっと遅くリズムをとろうとして、リズムが遅くなることもあります。

どちらにしろ、リズムが狂うと音程も乱れてくるものです。

それに、緊張などで通常よりも鼓動が早いと、落ち着いている時よりも、エネルギー消費が増えるので、疲れやすくなるため、スタミナがもたなくなることもあります。

緊張の原因は「完璧にしなければいけない」「相手に良いところを見せたい」などの気持ちが強いことにより、起こることが多いものです。

向上心があるのはとても良いことですが、今の自分にできる範囲で考えなければ、理想と現実のギャップにより、無駄な力みが強く出て、結果的に失敗しやすくなります。

緊張して鼓動が早くなるのは、すぐには直らないかもしれませんが、それに対する対処法をたくさん考えたり、場数を踏めば、人は嫌でも慣れてくるものです。

焦らず落ち着いて歌うために、歌う前に軽くストレッチをトイレでおこなってくるとか、自分がリラックスできると思えることを、歌う前におこなってみると良いでしょう。

音程が保てないという歌唱力の段階では、自分の歌声を誰かが聴いていても、そんなにうまいとはそもそも思われていないでしょう。

うまいと思われていないのに、見栄をはる必要はないのです。

その段階の人は、人の目を気にするよりも、自分の技術に集中して「どうしたらカラオケで音程を保ちながら歌うことができるのか?」などを意識しているほうが、歌はうまくなります。

意識が外に向かうときというのは、ある程度、自分の能力が高まっているときです。

自分の能力が高まっていないときに、外に目を向けても、そもそも、外の人が期待している技術を披露できないので、結局また、自分の技術を向上するというところに戻ってくるでしょう。

自分がどこを直していいかがわからないくらいに技術が高まった時は、外に意見を求めるのも良いですが、まだまだ自分に改善する場所があるうちは、その改善すべきところを改善するために練習をしてみてください。

見たくない場所にこそ、答えはあるものです。

カラオケと家では室内の大きさや、さまざまな違いから「家では歌えるのに、カラオケでは歌えない」ということが起きてきます。

しかし、カラオケに慣れてくれば、家とカラオケでの違いも見えてきますし、その違いがあるから、家とカラオケでは、歌い方も少し変わってくるということもわかってくるでしょう。

プロを目指す場合は、今度はホールなどの広い空間で歌う場合の声の出し方や、見せ方なども学ぶようになってくるでしょう。

そのときそのときにあった、その場の対処法がわかってくれば、どこにいても、歌を上手に歌えるようになってきます。

たとえば、自転車で道を走行しているときに、道がデコボコしている場所と、平らな場所とでは、多少自転車の動かし方は変わってくるでしょう。

歌う場所が変わるというのは、そのようなことなのです。

自分というものは変わらなくても、環境や状況に合わせて、臨機応変に対応する力が備わった人は、どこにいても、同じ能力を発揮できるものです。

そのためには、相手(カラオケ)のことをよく知ることです。

自分をよく知って、相手のこともよく知れば、対策は知らないときよりも、ずっと楽に考えられるようになります。

その繰り返しで、歌はどんどんうまくなっていくことでしょう。

まとめ

カラオケで音程を合わせるためには、歌詞を見ないで歌いリズムをしっかりとり焦らず落ち着いて歌うと良いでしょう。

何度もおこなえば必ず慣れてくるものです。

つらいのは最初だけだと思って、練習を続けてみてください。

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奏音

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