喉詰め発声で苦しそうな声になっている人は、力むつもりがなくても、勝手に喉に力が入ってしまい、歌っている時の気分は、あまり良くありませんよね。
改善方法は一つではなくいろんな方法があるのですが、今回はその中で「ため息声」を使った練習方法をお伝えします!
ため息声で発声練習

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このため息声の練習には、どんな意味があるのか?
と言いますと「喉を締め付けなくても、音程は上がるものだ」という体感が得られます。
今まで、喉に入れていた余計な力をなくても、音は上げていけるのです。
ただ、この練習は、その体感を得られるコツ という程度で考えておいてください。
もし「喉が楽なまま、ため息声で音程を上げていけたー!」と思っても、大きい声を出すと、もしかしたら、また力んでしまうかもしれません。
それは、また別のトレーニングが必要な部分になります。
では、それを踏まえ、次の練習をしてみてください。
しっかり息を吐く意識を持つ
まずは、声をほとんど出さなくてもよいので「はぁ~」と、しっかり息を吐きます。
1秒位で吐き切る感じでOKです。
声がほとんど出ていないということは、声帯が、ほぼ閉じていない=喉の筋肉運動が行われていない、という事になります。
だから、力む運動が無いわけです。
次は、その「ため息声」のままで音程を上げていきます。
男性は「高いファ」女性は「高いラ」の音あたりまで、ため息のまま、音程を上げて行って診て下さい。
喉がつらくなってきそうになったら、息を吐く意識を強めて、しっかり吐きます。
声を伸ばす必要はないので、ホントため息ですね!
いかがでしょうか?
きっと、問題なく音程が上げられて「喉が楽なまま、高い声まで出た!」という人と「ため息声だと音が上がらない……」という人がいると思います。
確かに、息が漏れているような声で、音を上げるのは、簡単そうで実は少しコツがいるのです。
うまくいった人は、その時の喉が楽な感覚を覚えて、徐々に息の量を減らして歌声を作っていってみてください。
うまくいかない人は、少し息が少なくなるかもしれませんが、ため息を上の歯の後ろに当てるようなイメージで行ってみてください。
息の量は、多少減ってもいいので、まずは楽に音が上げていける感覚を得られるようにしましょう!
この練習は、喉を楽にする体感を得る練習に役立ちます。
喉詰め発声でお悩みの人は、ぜひ、実践してみてくださいね。
ライタープロフィール
仙台のボイストレーナー
KAN
東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。
喉の構造を、科学的視点から専門研究。
喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。
現在は、宮城県仙台で指導しています。
LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。
実際に、あなたの声を聞かせて頂き、アドバイスいたします。
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